馬越康彦の日記

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タイにもミャンマーにも行く必要なし

瞑想は、というか解脱はマハーシの教えたヴィパッサナーだけで終わります。

マハーシはサマタであるとか、マハーシの先に真のヴィパッサナーがあるとか、サマタで第四禅定もしくは第五禅定に達して、地水火風のルーパカラーパの生滅が観られないと、ヴィパッサナーに移行できないとかの考えはすべて間違いです。

要はスマナサーラ長老の指導通りに瞑想修行すれば、結果は出ます。早い方だと本当に短い期間で結果が出ます。

タイに行く必要もミャンマーに行く必要もありません。エアコンの効いた自宅の室内で

座る瞑想、歩く瞑想、食事の瞑想などを行えば、結果が出ます。

わざわざ海外に行く必要はありません。

タイやミャンマーに行かなければ本当のことはわからないとかいう意見は一つの邪見です。

落ち着いて考えてください。お釈迦様が解脱するためにはタイやスリランカミャンマーに行かないと駄目ですなどと、言うと思いますか?そんなこと言いましたか?

「来れ見よ」とか「私の言うとおりに観察すれば実証可能で結果はすぐ出ます」というのがダンマの六徳です。

妄想を完全にストップするのが修行です。妄想する人は日本に居ても海外に居ても妄想します。

妄想をやめてみてください。考えることをやめてみてください。

波羅蜜というのはあるかもしれません。でもそれは過去世の結果ですから、気にしても仕方がありません。人間でいる間は心をどこまでも成長させることができますから、二因であるとか三因であるとか波羅蜜であるとか、そうしたことには囚われずに、解脱にチャレンジすることを薦めます。

欲と怒りと無知によって動かされない心がどれだけ楽で安穏で自由であることか、それを体験するのは皆様方お一人お一人の努力の結果なのです。