馬越康彦の日記

思いついたときに記事を更新

2015-01-01から1ヶ月間の記事一覧

人の痛みを自分の痛みとすること

人の痛みを自分の痛みとする。それは私にとって人の痛みを自分の痛みのようにとらえる(考える)ことではなく、私の身内の痛みが本当に私の痛みとなってしまうという驚くべき事態となって私に降りかかってきたことを意味する。されど何を意味しているのか、…

光る者

命が限られた時間に放り込まれたとき、輝くことがある。植物が光を求めるように、人もまた輝く者を求める。輝きはたいてい瞬時の事であるが、この瞬時という時間の感覚は、その時々で異なっていて、人間の命は大体短いものだから、輝く時もまた短く感じられ…

自分の人生を肯定する術

自分の人生を肯定するために必要なことは、気持ちが何物にも執着しないことである。何物にも執着しないということは、一見すると、個体としては死んでしまっているかのようなイメージを与える。何事にも拘泥しないのだから、そういう人にとっては世事などど…

生理哲学7 闘病の意味と不幸の意味

人類について。人(ホモ・サピエンス)。彼らがなぜ、その人種、その民族、その国家、その階級に生まれるべくして生まれついてしまうのかがよく分かる。なぜなら彼らは悟りを啓けないからだ。だから今述べた、なぜ?という疑問にも、彼らは回答を見つけられ…