馬越康彦の日記

思いついたときに記事を更新

2013-02-01から1ヶ月間の記事一覧

安倍政権に期待

沖縄基地移転問題に続き、森元首相をロシアへ送り込み北方領土の問題解決に向けた動きも急加速している第二次安倍政権。内閣の顔ぶれを見たときは、昔の総理経験者や総裁を担ぎ出したゾンビの復活かと思っていたが、一つ一つの駒がよく動いており、民主党政…

翻訳調の文学作品だろうが何だろうが、ずば抜けたものは永遠に…

昨年暮れから未読のドストエフスキー作品、『白痴』を読んでいる。トルストイがダイアモンドだと絶賛した通り、あまりの出来の良さにもうただただ一文学青年(老人か?)として感動の渦に巻かれるまま、読み耽っている。 第3編第2章の26ページだけで、第1…

善悪の彼岸(ニーチェ著)より抜粋

二七四 待つ者の問題。――ひとつの問題の解決が内に眠っているようなより高い人間がなお適当な時に行動に移るためには、――言うなれば、「爆発」するためには、様々な僥倖や色々な不可測の事柄が必要である。そのようなことは普通には起こらない。そして地上の…

世界生産への誘い

グーグルで世界総生産という言葉を検索すると、年度ごとのドルベースによる各国の総生産がヒットする。アベノミクス、アベノミクスと言葉が躍って、対ドル、対ユーロでの円安が進行し、日経平均株価も上昇している。これにより輸出企業の期間利益は大幅に上…

30年ぶりのパスカルとの邂逅

書棚にあるパスカルの「パンセ(瞑想録)」(新潮文庫)を手に取ってみた。パスカルと言えば誰もが知っている『人間は考える葦である』が真っ先に思い浮かぶ人物。書棚にはあったものの、読んだ記憶がない。 ところがページを繰ってみてビックリ!あちこちに…

経済学に関する因果関係について

アベノミクスという言葉が、日本中、いや世界中で話題になっている。私はこの経済戦略がどのように展開していくかを丹念に追うことによって、経済学という学問とその理論の実践の場で、因果関係というものがはたして成り立ち得るのか否かを立証する、絶好の…