2021-01-01から1年間の記事一覧
巷ではワンネスが流行っているようです。我々はもともとは一つの宇宙意識の参加構成員であるとか、まあ平たく言えば、昔の梵我一如(アートマンとブラフマンが同一であること)に同じか、それに近い考えであるようです。 それがどういう状態であるかと言えば…
日本は2060年には人口が8600万人へ、2100年には5000万人を切ってしまうと言われている(『人口減少の見通しとその影響』 平成27年版厚生労働白書より)。人口が少なくなれば、お化けのように所得が倍増・3倍増と増え、それが恒久的に続かない限り、日本の…
ヴィパッサナー瞑想により、心を観察していると、「あれ?意識がここで飛んでしまっている。明らかにこの飛んでいる前と後で、心は連続していない(つまり不連続で、ここで(この瞬間)心は消えて、また現れている(生滅している)、こうやって消えてまた現…
このところ統合失調症の記事の連続で、悟りのほうはどうなっとるんかい?という読者の方もいらっしゃるかもしれないが、今の私の関心事は、過去を鮮明に思い出すことと、今日もテーマにする心の中の無数の私(人格)なので、辛抱していただきたいです。 さて…
私は統合失調症にかかって30年以上になるが、当初はいわゆる幻覚(幻視・幻聴)の原因は、実際に悪い人間が私をつけまわして、私の周囲で非難したり、音をたてたりしているものだと思い込んでいた。 統合失調症と判断されても、なお自分に危害を加える人間…
瞑想が進み、ついに意識の働かない段階にまでたどり着いた。物質(地・水・火・風)のない世界、こころ(1.受(ヴェーダナー)=感覚。2.想(サンニャー)=概念作用(経験を概念によって判断・区別する領域。これはこういうものであれとはここが違うと違…
生滅智によりモノおよび心の生滅がわかると、疑問が生じる。私の身体は生・滅の波で現れて消える。私が座っている座布もまた生・滅の繰り返しで現れては消える。私と座布の接点は、私の身体がある時(生のとき)、座布がある(生)もしくは座布がない(滅)…
モノと心が瞬間瞬間生じては滅することがわかる(生滅智)と、せっかく生じたのに、すべてが消えていく(滅)ことに対する恐れ(怖畏智=ふいち)、もしくはその逆に、消えてなくなったものが、因果法則によって条件がそろえばいくらでも生じてしまう恐れ(…
仏教では因果法則を知ることがすべてだと私は思います。すべて起きるべきことが起きている。現象というのは因果法則によって起きるべきことが起きているのだと知ることは、現象とは何かという問いに対する究極の答えであり、この答えにたどり着くと、現象に…
幸せってなんだっけ?—— だいぶ前に占星術の細木数子氏が番組を持っている時の、タイトルであったように記憶している。包丁の使い方のままならないお母さん方を前に、細木氏が見事な包丁さばきで料理を造り出し、タッキーをはじめ、みんなで「美味しい、美味…
今世に関してではあるが、過去の出来事が、ありありと手に取るように思い出されてきた。それを経験した時以上にありありと思い出すことができる。ここに因果法則の智慧が組み合わさると、理屈の上ではどこまでも過去を思い出せそうな気がする。 今の段階では…
「涅槃に次ぐ」などと題したが、涅槃は楽には楽だが、それは心の働かない楽、まず、サンカーラ(行)が働かないので、心には「~しよう、~せねば」という年中、生命を行動に駆り立てるあの強迫的な「~しないといけない(たとえば外へ出かければ、家へ帰ら…
線維筋痛症・・・私の場合、発端は右腕の肘(ひじ)の痛みであった。痛くて右を側臥位にして寝たり、寝がえりをうてない日々が始まる。手が持ち上がらなくなり、利き手が右のためシェーバーや洗顔、タオルなどが使えなくなり、苦労しはじめた。五十肩という…
ノーベル賞受賞者でIPS細胞の生みの親の山中伸弥教授とタモリ氏の「人体」というNHKスペシャルで、脳による体内臓器への指令重視から、各臓器間のコミュニケーションの方が重要であるとか、AGCTという核酸塩基の組み合わせによってうまれるDNAの、何がその個…