馬越康彦の日記

思いついたときに記事を更新

2014-01-01から1年間の記事一覧

旅路の果て

この世に生を受けて50年。ようやくすべての煩悩から解き放たれて聞く初めての除夜の鐘が明日から元旦にかけて、日本中に響き渡る。嬉しい。煩悩から解放された喜びもあるし、無事、年越しそばを今年も味わえる喜びもある。その一方で今日も暗い電話を受け、…

あたたかさ、温もり 平成26年12月21日

今年も残すところ10日余りとなり、ようやく冬へと体が馴れ始めた。暗く寒々しいイメージばかりが先行していた冬が、だんだんやわらかくて暖かいもの、暖色系のものとして私の中へ入り込んできた。冬が暖かくなったのではなく、私が暖かくなってきたのだ。 多…

暗鬱な思い 平成26年12月15日

昨日の衆議院議員選挙は自公の圧勝であった。気がかりなのは若者の政治離れより、年寄りの政治離れ(というより投票所へ向かう元気すら年寄りには残っていないこと)だ。前回もそうだが12月なんて季節に狙いを定めてやるものだから、年寄りは足がついてい…

思い出は美しすぎて

八神純子さんの曲に「思い出は美しすぎて」というのがあったと思う(フレーズだっただろうか)。良き記憶と美しき時はリンクする。忙しない仕事の続く日々かと思いますが、良い(思い出してホッとできるような)時間をできるだけ仕事の中に見出せること(散…

徒然なるままに

人間と云うのは外界と接触しては、災いの種を家庭に持ち込むものらしい。自分一人で満足できない存在、周りからちやほやされたい存在、それが人間の氏素性のようだ。心が落ち着くことがなく、常に四方八方に気が散じ、他人との比較の中でしか生きられない愚…

生理哲学6(宗教の交差点。因果応報について)

悟りを啓き輪廻転生の枠組みから解脱し、絶対幸福へと達することになってから、今まで受けてきた人間たちによる不正に対して、倍返ししようとか復讐しようという執着心から解放された。そういう復讐心から解放され、逆にそういう者たちからこれ以上不幸にな…

新時代の経済

被災地復旧で、Amazonのほしい物リストが大いに役立ったという。被災者は当座必要な物をリストにし、支援者はリストに従って供給していれば物の過不足が生じず、いたずらに募金ばかりが集まり、まったく支援に結び付かないという従来型の事態を回避できたわ…

生理哲学5(多幸感の意味するもの)

今日もまた、頭が白い光に包まれ幸せいっぱいの多幸感を味わった。多幸感とは文字通り、幸せが多いということである。早い話私がこれを味わう都度、あまりの幸せに、「敵も味方も関係ない。みんな幸せになってしまえ!」と思わせるほどの幸せである。つまり…

生理哲学4(自己知)

自分に対する全き知(自己知)に到達すると、ようやく意志は満足を覚える(休息することを許される)。この知に至るまでのすべての活動は一時的なもので(100%近くの人は一生かかっても到達できない。そうした生が永遠に繰り返される、それが永劫回帰という…

病癒えて

昨年は7月末にめまいを起こし、ぐるぐると世界がまわり、吐き気の止まらない状態が今年の5月13日まで続いたが、ようやく回復して健康診断も無事に終え、充実した日々を送っている。めまいは、耳鼻咽喉科、脳神経内科、心療内科などあらゆる科を転々とし、結…

生理哲学3(歴史はなぜ繰り返すのかに関する考察)

我々人類は、なぜ過去に記された本を理解できるのであろうか?あらゆる史書を通じて歴史上の人物に、共感したり反発したりできるのはなぜか?同じ人間として彼らの心情を理解できるのはなぜか?もし私が提唱するように、人間の行動がその時代の嗜好(指向)…

生理哲学2(生のあらゆる意味するところのもの)

何故、一向に貧富の差は無くならないのか?なぜ我々は選択の機会を与えられずに、この人種、この国、この階級(階層)へと生まれついてしまったのか?そこにどういう因果関係、必然性、そして存在の悩める意味があるのだろうか?医療の十分な手が遍く行き渡…

つまらなくなる一方の“あまちゃん”

NHK朝の連ドラ“あまちゃん”がつまらなくなる一方である。ズバリ内容が薄っぺらくなっているのだ。「おら、アイドルになる」だのどうたらでここ一ヶ月推移しているが、全く面白くない。そうした芸能界のことを脚本したいのならどこか他局でやってほしい。 一…

この人を見よ

馬越康彦とは編集もともと馬越は「まごし」という呼ばれ方をされていたが、慶應義塾大学経済学部に入学時、父親悌次(ていじ)が戸籍上の姓名には読み仮名がふられていないことに思いを致し、出身地である愛媛県伯方島での呼称に従い「うまこし」という呼び…

僅かな知識で世界を解釈できる人

このところニュース番組のコメンテーターを見ていると、とても気の毒に思うことがある。この人たちは一体どれだけの知識を頭の中へ流し込んでおかないと話ができないのかなと考えるときである。それは学者さんにも言えることで、一体何冊の本を読んでおかな…

小保方晴子氏に思うこと

今回のSTAP細胞をめぐる一連の報道を見て感じたことは、リアルとヴァーチャルの境界線の峻別ができない世代が確実に育っているという由々しき事態の発生と、それがもう我々の手の届くところに迫ってきているという途轍もない恐怖感に市民社会がさらされてい…

浅田真央さんにがっかり PART2

3:17 鈴木明子 3(トリプル)失敗。60.97点ここまでで4位 3:47 最終組の練習で、トリプルアクセルを決める。悪いイメージを持たないようにこれ以上跳ばないようだ。 リプニツカヤ 3フリップ転倒。やはり固い。65.23点ここまで3位 3:54 コス…

浅田真央さんにがっかり PART1

浅田真央さんの競技生活の集大成と位置付けられた今回のソチ五輪の内容に、大変失望しました。率直に言って私は今回の浅田真央さんの演技に全然納得していません。それは私が求めていたものと、浅田さんの出した結果が全く違うものであったこと、浅田さんが…

民主主義の彼方に

東京都知事選が告示された。今回の都知事選も我々の期待する政策を汲み取り、具現化しようとする候補者は皆無のような気がする。なぜこのように我々の期待と選出される代議士やら行政府の長の選挙公約は乖離してしまうのか?それは直接民主制が実現されてい…

体に悪い東京五輪招致決定の瞬間とホイットニーヒューストンのI Will Always Love You

ここ半年非常に不快な思いをさせられている。IOC総会で、ロゲ会長が「Tokyo」と発表するシーンとホイットニーヒューストンの「I Will Always Love You」がNHKという公共放送で何度も不意を打って放送されるからである。どちらも突然流されるので、テレビを他…

人生行路

私の親しい人に50歳を控えてまだ啓発書の類を読んでいる人がいます。残念ながら放送大学に在籍している方もいらっしゃいます。彼らは人に擦ってもらわなければ燃えることのないマッチ棒のようなもので、啓発書に擦ってもらって自分の人生にあかりを灯そうと…

健康のためにやってみたいこと

私は3月3日で50歳を迎えます。そんな私が今年やってみたいことは、新聞を読まないことです。かねてから私は疑問に思っていたのですが、新聞を読まないと自分の目の健康にどれだけ影響を与えるのでしょうか?かたや新聞を読まないとどれほど非常識になるので…

生理哲学

闘病の意味と不幸の意味。病とは生理不全である。生理不全と闘い続ける意義は、強烈な生への意識を形成することにある。なりふり構わず生に執着すること、それは良好な生理への尽きない憧憬を意味する。ついては天上界に入ることを望んでいることの証となる…