馬越康彦の日記

思いついたときに記事を更新

思い出は美しすぎて

八神純子さんの曲に「思い出は美しすぎて」というのがあったと思う(フレーズだっただろうか)。良き記憶と美しき時はリンクする。忙しない仕事の続く日々かと思いますが、良い(思い出してホッとできるような)時間をできるだけ仕事の中に見出せること(散りばめること)ができればいいなと思います。映画の美しい風景が心の中にはいってこびりつくことがあります。私の場合はパピヨンです。あれが実際にはどこで撮影されたのか知りませんが、あの海、あの風、あの波、あの潮流、あの自然を思うと、魂が昇華される思いです。なぜ魂があそこに引き付けられるのかよく分かりません。きっと何かがあるのでしょう。世界が密接していて疲れます(全人類が倦んでいます)。エボラ出血熱とか。
良い職業に就いていると、時間が経つのは早いものだということを「パピヨン」の中で、ルイ・ドガダスティン・ホフマン)は言います。人間が従事していて魂が清められないような職場は遅かれ早かれ離職者が相次ぎ、なくなります。人は金だけでその職場にい続けようとは思わないからです。遊郭の類もいつかなくなるでしょう。悪銭は身につきません。それでも続くとしたならば、それは人間の業から生じるものでしょう。悪因苦果とはよくいったもので、そのような場所で就業してみても、苦しい結果しか起きません。私はそうした場所をいくつか自分の記憶の中で思い出すことができます。善い人との出会いは少ないですが、彼らと付き合うと、魂が救われる思いをします。そういう人と長い付き合いをするのはいいことです。数ではなく質です。
金の力と云うのが求心力となって様々な人が吸い寄せられますが、長続きしません。きついこと以上に、人間の本性から離れたことを要求し続ける職場や会社というのは続かないものです。5年前くらいに不動産の仕事に就いていました。そこである独り暮らしの身寄りのない高齢の女性を、ある住居から立ち退かせようとしていたのです。ところがその女性は立ち退かず、会社の方が先に潰れてしまいました。今想い起してもぞっとします。もしあの弱い女性を力づくで立ち退かせてしまっていたら、私は悟りを啓くどころか、とんでもない大罪を犯してしまっていたところです。本当に会社の方が潰れてくれてよかった。あんな悪事に身を染めていたら、3回生まれ変わっても業の深さゆえにろくでもない輪廻転生しかできなかったことでしょう。立ち退かせていたら、サラリーマンとしての自分は出世したかもしれませんが、三時業から解脱できなかったでしょう。私は自分が生まれてから今日に至るまでの罪(法的な罪などは罪とは考えていません。あれは法律ごっこと云う人間社会の茶番劇です)をすべて書きつくし、どうして自分が550億人の中で10人ほどしかいないといわれる仏陀となることができるほどの選ばれた魂に生まれついたのかつくづく考えてみようと思います。私は2,3年前には飲食業の役員に就いていましたが、そこでも幾たびと(創業融資の金を引き出そうなどという粉飾決算を経たうえでの詐欺行為など)罪を犯しそうになりましたが、結局それらはすべて不首尾(敗種)に終わり、私は犯罪に手を染めることなく、お釈迦様に対しても、観自在菩薩様に対しても、正々堂々としていられます。
異次元の金融緩和だとか、女性の輝ける時代だとか、そういう宿業にかかわらなくて本当に良かったと思います。前にもお話しましたが、頭が剃刀のように切れても、知恵袋と云われ、さっそうと「That's why I am here.」などと英語で話しても、所詮はSMバーなどに金を落としていくだけの一族でしかありません。政治などに顔を覗かせれば、「業は相続するものである(kammadāyāda)」から、一族の不祥事となりましょう。「業は親族である(kammabadhū)」とも業自性正見ではいわれています。
生業とするのならともかく、生き物を飼うのは基本的にやめたほうがいいです。畜生道にあるものを身近に置くわけですから不浄です。やめるべきです。人間には天上界にいた頃の記憶が残っています。空を飛ぶ夢を見ることはその一つです。
仏教についてことさら本を読んで学ばなくても、ありがたいことにウィキペディアで十分知ることができるのでリンク先を記しておきます。仏教を知れば(それも以下にリンク先を記した程度)、他の知識はすべて余計に思えることでしょう。一生涯で学ぶことなど僅かでいいのです。あとは満ち足りた生活を送っていれば、人間の一生は十分意味のあるものになります。
天上界  http://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:Er84MZ05xekJ:ja.wikipedia.org/wiki/%25E5%25A4%25A9_%28%25E4%25BB%258F%25E6%2595%2599%29+&cd=1&hl=ja&ct=clnk&gl=jp
因果応報   http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%A0%E6%9E%9C
業   http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A5%AD
釈迦  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%88%E8%BF%A6
八正道  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AB%E6%AD%A3%E9%81%93
観自在菩薩 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A6%B3%E9%9F%B3%E8%8F%A9%E8%96%A9
涅槃  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B6%85%E6%A7%83